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帰省 - 2023年晩夏 | okaryo.log

帰省 - 2023年晩夏

    #帰省#広島県#福山

はじめに

広島の実家では2021年の3月からティーカッププードルを飼い始めた。名前はタロ。自分は東京に住んでいる身ではあるが日頃の行いのおかげかタロの個人(犬)的な好みの問題か、タロの中での懐き度ランキングは母 > 妹・自分 > 父のようになっていた。

しかし、そんな中でも父は毎日朝夕の散歩やトイレの世話を続けていたところ、最近になってタロの中の懐き度がかなり上がってきたらしい。

普段自分は夏と年末年始の2回しか帰省していない。今年はGWに一度帰ったし年末年始も帰省する予定だったが、タロのなつき度が母 > 妹・父 > 自分のような悲惨な構図になることを防ぐべく9月にも帰省することにした。

タロ

帰省

今年の9月は敬老の日が18日の月曜日で16~18が三連休になっているのでそこで帰省することにした。夏の東北旅行で祖母たちへのお土産を買っていたのでちょうど良い。

新横浜を8時半ごろ出発する新幹線に乗り、12時すぎに地元の福山駅に到着した。父に迎えに来てもらい、実家へ向かった。

タロへの奉仕

玄関を開けるとタロが尻尾を振りながら待っていた。父が帰ってきたものと思っていたタロは、自分の姿を見た途端知らない奴が入ってきたと思って尻尾が下がってしまったが、手の匂いを嗅ぐとすぐに自分のことを思い出して尻尾を振り直してくれた。よかった。

実家にいる間はタロのポイントを少しでも稼ぐべく散歩も行ったしボール遊びにもよく付き合ってあげた。

その甲斐あってか、最終日には自分がソファに座っている横で寝てくれるようになったり初日より寄り付いてもらえるようになった(気がする)。今後はタロのために実家にいる時間をしっかり確保するようにしようと思った。

写真は実家近くの散歩道。

散歩道

三連休中

お盆に帰らなかったのもあり、実家に帰ってすぐの初日の昼に墓参りに行っておいた。

墓参りを済ませた後、近くの祖母の家までタロと歩いた。実家の周りの風景は結構変わりつつあるが、ここは子どものときからあまり変わってなくて安心する。

墓参り後

その先にある祖母の家につながる小道。大人になって歩くとかなり味のある道だと感じる。

祖母の家へ向かう小道

両祖母(祖父はどちらも他界済)の家に顔を出して仏壇に手を合わせておいた。普段お土産は持って行かないのだが今回は東北のお土産を持って行ったところ、梨やキウイやお菓子などいつもよりたくさん持って帰らせてくれた。次回以降も何かしらお土産を持参するようにしよう。

夜は焼肉へ行った。今年の9月で両親が結婚30周年を迎えるらしい。自分も30歳までには結婚したいと思いつつ、あまりちゃんと動けていない。

2日目は三原の海へタロと両親と出かけた。暑くてタロはずっとベロを出していた。

三原の海

地元散歩

少子化の進行が叫ばれて久しいが、自分の地元の小学校では生徒がどんどん増えて市内でも有数の生徒数になっているらしい。実際、実家の周りでは田んぼが埋め立てられて住宅地がどんどん増え、帰省するたびに家が増えていっている。

今年の夏の東北旅行で諸行無常は人の世の常だと強く感じた。それは誰にも止められないとは思うが、当時の地元の姿がどんどん変わることや今後も変わっていくことに少し寂しさを覚える。記憶以外にも文字や写真に記録とてしても残しておきたいと思い、最終日の3日目に実家の近くを散歩して地元の町の記憶と記録を取っておくことにした。

まずは実家から南に歩いてすぐのところにある芦田川。自分が東京において山や川が身近になくて落ち着かず、多摩市に引っ越したのはこれのせいだと思っている。

当時は中国地方で一番汚い河とも呼ばれていたが、最近は水質が改善してきているらしい。

芦田川

次は小学校までの登下校道を歩くことにした。数年前にも一度歩いたが、そのときよりも風景は変わっているように感じた。

登校班の集合場所の近く。ここから小学校へ出発した。当時は両側とも田んぼで、台風で雨がたくさん降った日は水に沈んでいた。

登下校道1

当時は両側の壁の奥はどうなっているんだろうと思いながら歩いたが、今ではジャンプしなくても壁の中が覗けてしまう。

登下校道2

ここの道の雰囲気はあまり変わっていなくて懐かしさと嬉しさがあった。

登下校道3

ここを抜けて少し歩くと歩道橋があり、それを渡ると小学校に着く。

遊具の位置が少し変わっていたり、ウサギ小屋が当時の場所にはなかったりと変わっているところもあるが大きなシルエットは変わっていなかった。当たり前だが当時よりもかなり古びた印象。

小学校の周りを歩いてみると、校舎裏にプレハブで追加の教室が作られていたりと本当に生徒数が多いことを感じさせられる。

小学校

近くのセブンでコーヒー休憩をした。登下校道をもう一度通って家に帰ることも考えたが、当時よく遊んだ友達の家の方を回り別の道から家に帰ることにした。

当時よく行っていた井上店と呼ばれていた駄菓子屋。外装はかなり古くなっていたし、店主は当時でおばちゃんだったので閉店していると思ったがどうやらまだやっているらしい。中を少し覗いてみると駄菓子はまだ売られているらしかった。

駄菓子屋

当時よく利用していた実家近くの床屋「ばーばーぱぱ」。帰省した際によく前を通っているので素通りするつもりだったが、この床屋もいつか帰省した際に急に無くなっていることもあるかと思い写真を撮っておいた。

床屋

子ども頃よく遊びよくセミを取っていた森脇神社。来月も祭りがあるしい。

神社

おわり

タロのポイントを稼ぐための安直な帰省だったが思いがけずセンチな気分になってしまった。今より当時の方が良かったと思いたくはないが、当時は当時で楽しかった。それが変わっていくのは少し寂しい。

年末年始にはまた帰省するが、当時を懐かしむために芦田川の河川敷で大人の本気の凧揚げでもやろうかな。


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