夏の甲子園を初めて現地で観戦してきた
はじめに
昨年、夏の甲子園のニュースのダイジェストを観たとき、確か下関国際と大阪桐蔭の試合だったと思うが、とても感動した。
それを野球好きの友人に話したところ来年現地での観戦に行こうという話になった。その友人も甲子園の現地観戦は初めてとのことなのでちょうど良い。
そういった約束があったため、ちょうど昨日に一週間の東北旅行から帰ってきたばかりだったが、次の日には甲子園に行ってきた。
寝坊
予約した観戦券は2回戦のもの。チケット一つで4試合観戦できるため、当日の朝出発して午前の試合の途中から観戦し、午後のほどほどの時間に帰るという計画だった。
7時に新横浜発で新幹線を予約したが、それに乗るには5時前には家を出ないといけない。しかし自分は昨日まで一週間東北旅行をしており疲れが溜まりに溜まっている。案の定寝坊した。
起きたのは6時半。しばらく呆然とした後、友人に電話した。甲子園を諦めるか行くかで少し逡巡したが、今から行けば11時過ぎには球場に着けそうだったので行くことにした。
大阪へ
事前にとっていた指定席はもう乗れないので自由席で新大阪に向かった。新幹線内はあまり混んではいなかった。
台風7号の接近で計画運休をするというニュースもあったが、それも明日からになりギリギリセーフだった。
新大阪で降り、京都線で大阪駅へ、乗り換えて阪神本線の大阪梅田から甲子園へ向かう。
新大阪は帰省のときに通り過ぎるばかりで今回初めて降りた。路線がたくさんあるし、同じような名前の路線もいくつかあるしで迷子になりそうだった。また、エレベーターは東京と違って本当に右側に立っていて感動した。
甲子園
球場には11時過ぎに到着した。近くの阪神色のローソンでお茶を数本買って球場に向かった。
有名な蔓の壁。
入り口へ向かう途中、歴代優勝校の校旗が飾られていた。
席は一塁側の指定席で着いたときにはすでに影に入っており、観戦場所としては最高だった。友人に遅刻のお詫びに先程買ったお茶を渡して観戦を始めた。
試合は第二試合の途中で、徳島商業と智弁学園の試合だった。
この試合に向けて努力し全てを今ぶつけている高校球児たちの熱を間近で感じられるし、それぞれの応援席からの応援も熱気がある。この空間のすべての雰囲気が最高だった。
試合を制したのは智弁学園だった。結構エラーが目立ったが、それ以上に打っていた。
試合後は勝利校の校歌斉唱と応援団に対する挨拶、そして有名な甲子園の土。コロナ禍では土の持ち帰りを控えるよう呼びかけられていたが、今年から認められたらしい。
第二試合が終わったあとに名物っぽい甲子園カレーで昼食をとった。
第三試合はクラーク国際と花巻東。東北旅行での一方的な縁があるので花巻東を応援していた。
試合がしばらく進んだところでにわか雨が降ってきて試合が一時中断となった。自分たちのいる席はちょうど屋根があったのでなんともなかったが、屋根のない席の人々は大変そうだった。
ちなみに試合中や前後、雨のときのグラウンド整備をされているのが阪神園芸さんというところらしく、甲子園では有名らしい。初めて知った。
雨での中断中はクラーク国際のブラスバンドが雨の中演奏をおこなって球場を盛り上げてくれた。粋な高校生たちだ。風邪だけは引かないでほしい。
その後雨が止んで試合が再開したがまたすぐに雨が降り始めて中断となった。
第三試合は最後まで見たかったが、帰りの時間もあるので再開を待たずに帰路につくことにした。
17時前には電車に乗り、新横浜到着は20時過ぎ、家に着いたのは22時を回っていた。
おわり
寝坊したときは甲子園を諦めようとも思ったが、行って正解だった。東京から当日出発でも気軽に行けるし、来年もぜひ行ってみたい。