タブ管理Chrome拡張TabTabTabのv2.15.3までの最近の活動まとめ
はじめに
個人開発でTabTabTabというタブ管理用のChrome拡張を開発している。
2ヶ月ほど前にv2.6.0
までのアップデートまとめをしたが、現在はv2.15.3
までリリースしており色々と更新があったのでまとめておく。ちなみに以前の記事はこれ。
コントリビューターの追加
多言語対応用のイシューとして「Translation to other languages」というイシューを作成し、help wanted
ラベルをつけていたところ、協力に名乗りを上げてくださった方々がいた。
その甲斐あって、TabTabTabはフランス語・ドイツ語・ポーランド語・韓国語に対応することができた。
以下がコントリビューターたち。
- a-c-morel: フランス語
- paulinek13: ポーランド語
- HeeamShin: 韓国語
- Migotes: ドイツ語
リポジトリが賑やかになった。
最近の主なリリース
タブ検索
タブをタイトルとURLで検索できるようにした。
少し前にドイツのユーザーから問い合わせメールをもらって以来、ずっとTabTabTabの機能改善についてメールでやりとりしていた。そのユーザーはかなりTabTabTabを気に入ってくれており、自分よりも使い込んでいるらしかった。
この機能はそのユーザーとのやりとりの中から生まれた。
グループタブの同期
TabTabTabではタブのグループも表示されている。
今まではグループの開閉だけをUI上でできるようにしていたが、今後はその開閉がブラウザのグループの開閉と同期するようになった。
フォントサイズのカスタマイズ
設定ページからフォントサイズをカスタマイズできるようにした。
より多くのタブを拡張のポップアップ内に表示したい場合に便利な機能だ。
キーでタブとウィンドウを選択
ポップアップ表示時に、矢印キーでウィンドウやタブを選択できるようにした。
ただしタブの選択は検索結果画面のみ。いつか通常時でもタブを選択できるようにする。
webpackからviteへの移行
特にビルド時間や複雑な設定に困っていたわけではないが移行したかったので移行した。
これについては記事にもまとめている。
renovateの導入
renovateはプロジェクトの依存関係の更新を自動化してくれるツール。いろんなリポジトリで使っているのを見かけていて、自分も使ってみたくなったので導入してみた。
今のところ週末にだけ動くようにしているが、設定も自分好みにできて使い心地はかなり良い。今度記事にまとめるかも。
GitHubSponsors開始
上で書いた、メールのやり取りをしていたドイツのユーザーがスポンサーを名乗り出てくださったので始めた。
とても嬉しかったが、お金をもらった以上半端なことはできないので責任も感じた。これまで以上に良いもの目指して開発していきたい。
GitHubDiscussionsの活用
また、先述のドイツのユーザーとはメールでずっとやり取りをしていたが、オープンな場で議論することで他のユーザーもこの輪に巻き込みたいと考えていた。
その思いを伝えると快くGitHubアカウントを用意してくださり、すぐにGitHub Discussionsに移行してくださりそこでやり取りをするようになった。
もしこの記事を読んでいるTabTabTabユーザーがいればぜひ一緒に改善の輪に加わっていただけると嬉しい。些細なフィードバックだけでもいただけると本当にありがたい。
今後の開発方針
今後予定している大きな機能としてはドラッグ&ドロップ機能で、現在実装中だ。これによって拡張内でタブの移動やグループ間の移動を実現できるようになるし、ウィンドウ間の移動も楽にすることができる。乞うご期待。
そのあとはタブグループ関連の改善に注力していこうと考えているが、確かではない。
GitHub Discussionsでユーザーと対話しながら一緒により良いものを作っていきたいと思っている。
おわり
今四半期の目標はユーザー数100人。ちょっと目標が高すぎる気もするがユーザーとの対話を通して作るべきものが見えてきている気がしており、非現実的な目標でもないと思っている。
もし読んでいる方の中でTabTabTabユーザーがいればぜひGitHub Discussionsに加わってフィードバックをいただけると嬉しい。