国立歴史民俗博物館に行ってきた
はじめに
昨年の九州旅行と今年の東北旅行を通して、自分は改めて自然と文化が好きだと感じた。
民俗学関連から勉強してみようかなと思って調べていると、千葉県の佐倉市に国立の歴史民俗博物館があるのを知った。博物館は好きだし、民俗に関して概観して帰りに良さげな本でもあれば買いたいと思い行ってみることにした。
佐倉市へ
国立歴史民俗博物館の最寄りは千葉県の京成佐倉駅だ。自分の家からは片道で2時間ほどかかる。
10時前に家を出発し、12時過ぎに京成佐倉駅に到着した。
南口から出て線路沿いに西へ歩き、10分ほどで博物館に到着した。佐倉城址公園の中にあるらしく、建物はかなり大きかった。
入り口近くの看板に書いてあったが、歴史民俗博物館は考古学・民俗学に関する国内唯一の国立博物館らしい。また、そんな立派な博物館がなぜ佐倉市にあるのかも行きしなに調べたが、この地は明治時代に陸軍の連隊が置かれたいた国所有の土地だったためのようだ。
昼食
ちょうど時間はお昼時だったので博物館内のレストランで昼食を取ることにした。レストラン内はそれほど混んでいなかった。
注文したのは古代ハヤシライス。古代米を使っているので古代。値段は1000円。しっかり美味しかった。
博物館
入館料は600円。展示室は第1から第6まであり、それぞれ先史・古代、中世、近世、民俗、近代、現代を扱っている。第5展示室はリニューアル中で入れないようだった。
結論から書くと、全ての展示室を周ることはできなかった。1つの展示室のボリュームが大きく、先史・古代を扱っている第1展示室を見て回るのに2時間ほどかかっていた。
閉館が17時で、第3展示室を出たのが16時半過ぎだった。ショップで買い物もしたかったし、第4展示室の民俗だけは見ておきたかったので早足で展示室を駆け抜けてざっと見た。
民俗を見る時間がなくなったので馬鹿正直に第1展示室から見始めたのが悔やまれるが、展示の内容は良かった。国立の博物館だけあって全国の資料や展示があり、九州や東北の博物館でいろいろ見てきた自分にとってはそれらとの比較ができて楽しかった。
第3展示室では期間限定の特集展示で「江戸の妖怪絵巻」の展示をしていた。妖怪といってもどれも可愛らしくて見ていて楽しかった。
早足で駆け抜けた第4展示室。各地の民俗がまとめられていて面白そうだった。いつかまた来たときはゆっくり見て回りたい。
総合展示は定期的に展示替えを行なっているらしい。今回見て回れなかった展示室のリベンジも兼ねて、少し日を空けてから再度訪れてみたい。
ショップで買ったもの
こういった博物館ではブックカバーやしおりがないか見るのだが、今回は豊作だった。特に妖怪絵巻のものは可愛らしい。
ついでに古代と朝顔のマスキングテープも買った。
おわり
行く前は「千葉だしな」と思ってあまり期待はしていなかったが、思っていた以上に規模の大きな博物館だったし内容もとても面白かった。
午後からだと回る時間がそれほどなく全部は回りきれなかった。次回は午前から行って今回見れなかった展示室を見て回りたい。また、帰りにいくつか民俗関連の本を購入した。知識をインプットした上で関東にある別の民俗博物館にもいくつか行ってみたい。