国立科学博物館の特別展「海 ―生命のみなもと―」に行ってきた
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はじめに
先週末、千葉県佐倉市にある歴史民俗博物館に行ってきた。とても面白く、博物館には定期的に行っておきたいなと思った。
思えば駒込に以前住んでいたときは大学も近かったし割引もあったので上野の国立科学博物館によく行っていた。そんなことを思い出しながら国立科学博物館について調べてみると今は海に関する企画展をやっているらしく、行ってみることにした。
国立科学博物館
多摩市の自宅からだと1時間くらいで到着。上野はやっぱり混んでいた。
念のため企画展のチケットは11時からのものを事前予約しておいた。価格は2,000円。
企画展に入場すると、展示フロアはめちゃくちゃ混んでいた。先週の歴博とはかなり対照的だった。
入り口付近はかなり混んでいてげんなりしたが、展示を見ながら中に進んでいくと第2章の後半あたりからだんだんと人が空いていった。
展示内容は小惑星探査機はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウの資料を出発点として地球の水と生命の起源、その歴史、海の生き物、人類との関わり、そして未来、と続いていく。
シーラカンスは古生代デボン期から出現し、現生種と化石種で形態的な違いがほとんどないことから「生きた化石」と呼ばれている。自分は子どもの頃、「生きた化石」という言葉からシーラカンスは何億年も生き続けている魚だとずっと思っていた。
第3章のコーナーには3万年前の大航海再現プロジェクトで使用された丸木舟の実物が展示されていた。このプロジェクトついて書かれた本は以前Audibleで読んだことがあり、思いがけない出会いだったので感動した。
深海探査で使用する4,500メートル級無人探査機「ハイパードルフィン」の実物も展示されていた。海底探査機は鉄の塊のようなものをイメージしていたが、機械や部品類が剥き出しだったり内部がスカスカだったりとイメージと違ったが、この機械が地球最後のフロンティアである深海を探査していることを想像するだけでもロマンを感じる。
展示の最後、第4章「海との共存、そして未来へ」ではクジラやウミガメの胃から見つかったプラスチック片や海洋ゴミで作られたオブジェが展示されており、ありきたりな感想ながら海と人間との向き合い方を考えさせられた。
グッズコーナーでは企画展限定のものが色々と売られていたが、自分はいつも通り本関連のものを探した。すると、第2章で展示されていたナガスクジラの綺麗なブックマーカーがあったので購入。またコレクションが増えた。
おわり
博物館はやっぱり面白いし、テーマに基づいた展示を行う企画展には新しい発見や改めて考えさせられることがたくさんあって特に面白い。
少し距離ができて足が遠のいてしまった国立科学博物館だが、企画展のあるときには足を伸ばしてみようと思った。