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認知行動療法の認知再構成法を用いたオンラインカウンセリングを最後の3回目まで受けての感想

    #メンタルヘルス#認知行動療法#生活

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はじめに

1ヶ月前に臨床心理士によるオンラインカウンセリングを受けた。

セッションとしては全3回が基本で、初回はお試しで受けてみたが内容がとても良かったので引き続き2週間間隔で2回目、3回目と受けて今日の3回目が最後だった。とても良い内容だったのでまとめておく。

2回目の内容

初回の2週間後の11/12(日)の同じ時間帯12:00~12:45で受けた。2回目の料金はちょうどキャンペーン期間中で2,980円。

前回の内容としては、認知行動療法の中の認知再構成法を今後やってみようと話になったので2回目では認知再構成法とは何か、どんなことをしていくのかを擦り合わせていった。

具体的にやることとしては、生活の中でネガティブな考えや感情が発生した出来事とそのときの考えと感情を一緒に記録するというもの。このとき感情には最大が100、最小が0だったときにどれくらいのレベルだったかも記録する。出来事に対して考えや感情は複数あっても良い。

実際に最近あった出来事とそれに紐づく考えや感情を心理士の方と一緒に整理してみたが、客観的に自分の考えや感情を俯瞰できて良い体験だった。また、感情のレベルも一緒に記録するという点については、レベルの大小に応じて引き起こされる考えや解決のための行動が違うことが見えてきて発見が多かった。

セッションの後半では人間が陥りやすい考え方のクセを紹介していただいた。10個くらい紹介していただいたが、自分は以下のクセがよくありそうだった。

  • 心のフィルター
    • 良い面もあったはずなのに、全体として悪いことばかりに目が向いてしまい良い面が除外される
    • 自分の場合は特に自分に対して強く持っている
  • べき思考
    • このクセも自分に対する理想の高さというので持っていそうだった

改めて自分のクセを言語化して把握しているのとそうでないのとでは、安心感や対処法という点でも違ってくるのでありがたかった。

以上の認知再構成法による出来事・考え・感情の記録を次のカウンセリングまでにやってくるのを宿題として与えられ、2回目は終了した。

3回目の内容

それから2週間後の今日、今回も同じ時間帯で行なった。料金は4,980円。

2回目で与えられた認知再構成法の宿題を見ながら、気づきの共有や質問をしつつ、フィードバックをしていただいた。ネガティブな出来事・考え・感情が発生してもいつもすぐに記録できる環境にはないため、宿題として提出できた記録は4つしかなかったが全然OKとのことだった。

提出した記録が少ないなりに自分の中で発見・気付きはあり、普段意識していなかった出来事に対しての考えや感情の整理をすることで考えや感情のパターンを知ることができた。また、2週間の間ではあったが、それを使って行動を起こせたり、今までの行動を変えたりすることもできて糸口が見えてきた気がする。

フィードバックにおいては、今後もできる範囲で認知再構成法による記録を続けていくのが良いと言われた。今回の宿題はそのための練習だったようで、追加の記録項目の紹介を受けた。宿題で記録していた「考え」の部分は出来事に対してすぐに頭に浮かぶ思考である「自動思考」と呼ぶようで、出来事・考え(自動思考)・感情の他に自動思考を裏付ける根拠、自動思考に対する反証、根拠と反証を踏まえてバランスの取れた考え、それを出せた後の気分、の4項目が追加された。

自分は反証の部分はある程度できていたものの、反証が出てこないような大きなストレスや未知のストレスがあった場合は怖いな宿題をする中で思っていた。追加された記録項目を使うことでそういったストレスにも向き合うことができそうで、一つのツールを手に入れられた思いだった。

最後に、今後は自分自身で認知行動療法を進めていくことになるのでおすすめの本やサイトはないか聞いてみたところ、以下を紹介していただいた。

  • 『セルフケアの道具箱』
    • 認知行動療法には認知再構成法以外にも様々な手法があり、それらが分かりやすく書かれているとのこと。さっそくポチった。
  • Awarefy
    • 今回やったような認知行動療法を実践するためのアプリらしい。しばらく使ってみる。

質問の後はセッションを通しての感想と感謝を伝え、最後のセッションが終了した。

総括

お試しで受け始めてみたものの、受けて正解だった。

会社の1on1で悩みを打ち明けたりはしているが、自分が抱えているものを秘密が守られる環境で利害関係のない人に打ち明けるというのはどれだけあっても良いし、それが専門家であり実践的で具体的なフィードバックももらえるというのは有益な体験だった。また、心理士さんもおっしゃっていたが、自分で実践してノウハウを溜めることで、マネジメント層になった際に他の人に具体的なアドバイスとして伝えられるという点で今後も役に立ちそうだった。

セッションの回数やコストについては、歯医者のようにあと何回で終わるのか見えない、といったこともなく3回で完結するのも嬉しいし、それが1万円くらいにおさまっているのも嬉しい。予約も事前決済もオンライン上でできるというのも嬉しい。

自分の心だから自分が一番分かっているとつい思いがちだが、餅は餅屋で、自分一人で抱え込まずに専門家に相談するのはとても重要だと感じた。また、今後はもっと自分の人生にお金をかけた方が良いとも感じた。もちろん食事や服など日常的に自分のためにお金は使っているが、もっと自分の基盤となるような、身体や心やキャリアなどにももっとお金を使った方が良いし、使うべきだと思った。

おわり

心理士さんは認知再構成法は日々トレーニングであり、大事なのは本番としてのストレスがあった際に適切に向き合えるかどうかだとおっしゃっていた。

今後仕事を進めていけば、ストレス負荷の高い仕事をすることもあるだろう。今後も認知行動療法を続けていき、そういった本番があったときにストレスと上手に向き合い、大きな仕事も乗り越えられるようになっていきたい。


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