東北旅行2023年夏7日目~多賀城跡・仙台編~
旅の記録
- 東北旅行2023年夏1日目~弘前ねぷた祭編~
- 東北旅行2023年夏2日目~白神山地・三内丸山遺跡・青森ねぶた編~
- 東北旅行2023年夏3日目~青森ねぶた海上運行・花火大会編~
- 東北旅行2023年夏4日目~盛岡・平泉編~
- 東北旅行2023年夏5日目~気仙沼編~
- 東北旅行2023年夏6日目~松島編~
- 東北旅行2023年夏7日目~多賀城跡・仙台編~ ←今ここ
- 東北旅行2023年夏8日目~会津若松編~
7日目
松島散歩
昨日は早めに寝たので5時半には目が覚めた。
楽しみにしていた朝風呂へ行く。朝日に照らされる松島を露天風呂から眺める、最高だ。
朝食は7時からなので少し散歩することにした。近くに福浦島があるのでそっちの方を歩いてみた。
福浦橋から眺める松島。すでに同じように散歩をしている人がちらほらいた。島は蒸し暑く、せっかく朝風呂に入ったのに汗ばんでしまった。
ホテルに戻って朝食をいただいた。朝食もかなり豪華でまた良いホテルに泊まりたくなった。
チェックアウトをした後にホテルのマイクロバスで松島駅まで送ってもらい、9時過ぎの電車で国府多賀城駅へ向かった。
多賀城跡
松島駅から10分ほどで国府多賀城駅に着いた。ここから北へ少し歩いたところに多賀城跡がある。
多賀城跡へ向かう途中に多賀城碑のある堂があった。
『奥の細道』で芭蕉はこの碑の前で、諸行無常の世の中で残り続ける碑に感動し涙したという。この碑の内容が確かであれば1000年以上残り続けていることになる。東北旅行の中で諸行無常を感じていた自分にとってもこの碑は確かに感じるものがあった。
碑から少し歩くと多賀城の政庁跡がある。跡なので何もない。
古代東北の政治と文化の中心地というとかなり大きなイメージをしていたが、政庁の敷地範囲は思ったよりも小さかった。ただ、政庁の南には広い街が広がっていたらしく、それらも含めて中心地として機能していたのだろう。
政庁跡から南を望むと仙台平野を見ることができる。大路の先では南門の復元工事の真っ最中だ。なんと来年の2024年で多賀城創建1300年らしく、その記念事業に向けて多賀城跡周辺を整備しているらしい。来年以降にももう一度訪れてみたい。
東北歴史博物館
多賀城跡から駅に戻った。駅のすぐ近くには東北歴史博物館という大きめの博物館がある。
縄文時代から近現代までの東北の歴史や文化を展示しており、展示数も多くかなり面白かった。こんな立派な博物館が仙台ではなく国府多賀城駅にあるのは不思議だったが寄れて運が良かった。
特に自分は土地ならではの文化が好きだが、ナマハゲで有名なように東北にはそういったものが多く楽しめる展示が多かった。いつかナマハゲの時期の秋田にも行ってみたい。
ちょうど埴輪の企画展も開催されており、そちらにも入ってみた。円筒形や馬型の埴輪が有名だがそのほかにも鳥型や団扇型、様々なポーズをした人型埴輪や表情豊かな埴輪など、たくさんの種類の埴輪が展示されており興味深かった。
仙台
昼過ぎに国府多賀城駅を出発し、仙台に向かった。15分ほどで到着した。
仙台駅前は大きな立体歩道とその下のバスターミナルで構成されており、少し大きな立川感がすごかった。
昼食に牛タン定食でも食べようかと思ったが、駅内のどの店も行列ができていたので諦めた。代わりに駅内のパン屋で牡蠣入りカレーパンとずんだ入りメロンパンを購入し、それで昼食を済ませた。
ここから瑞鳳殿や青葉山の方に向かいたいが、駅から少し離れている。バスを利用としたところ、るーぷる仙台という循環バスがあるようだったので利用した。一日乗車券の値段は620円。
瑞鳳殿
まず向かったのが瑞鳳殿。観覧料は570円。
伊達政宗の霊廟で、豪華絢爛なその建築様式はまさに桃山といった風だった。
瑞鳳殿は第二次対戦中に消失しており、その発掘品や副葬品を境内の資料館で見ることができた。
青葉城
るーぶるに乗って次は青葉城跡へ。
探索前に休憩がてらずんだシェイクを飲んだ。仙台周辺はどこにでもずんだが売られている印象。
近くに資料館があったがまずは有名な伊達政宗騎馬像に行ってみた。仙台市内が一望でき壮観だった。
敷地内に天守閣は見当たらなかった。空襲で消失したとかではなく元からなかったらしい。徳川家康に敵意がないことを示すために建造しなかったとか。
天守閣以外の建物もなく、本丸は明治の廃城令で、他の建物も火事や空襲でなくなったようだ。
次は青葉城資料展示館へ。入館料は700円。
当時の青葉城の様子を知ることができるCG映像や、伊達家の武具・調度品が展示されていて仙台藩の当時の様子を知ることができて面白かった。
資料館を出たのが17時前。るーぶるの終発が16時半だったので焦ったが、夏休み期間中のためか増便しており17時過ぎに乗ることができた。そのまま仙台駅に行くとかなり時間がかかるので青葉山駅で降り、地下鉄を使って仙台駅に向かった。
福島へ
宿へ向かうべく仙台駅から新幹線に乗って福島駅へ。30ほどで到着し、時刻は18時半ごろ。
駅はかなりこぢんまりとしていて県庁所在地感はなかった。
とった宿は駅の近くの東横INN。チェックインを済ませて少し休み、夕食へ出かけることにした。
福島は餃子が名物らしく、有名と言われるお店に向かったがかなりの行列ができていて入れる気がしなかった。今日はかなり移動をして疲れており店を探し回る体力がなかったので近くの居酒屋で夕食を済ませた。
総括
松島から多賀城、仙台、福島と、今日の朝松島を出発したのが信じられないくらい移動した。かなり疲れた。
その分だけ歴史と文化に触れることができたし、各都市の雰囲気や地理についても知ることができて満足感は強い。
明日はこの旅行の最終日。会津若松を観光した後、帰りしなに白河の関を見て東京に戻る予定。