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東北旅行2023年夏3日目~青森ねぶた海上運行・花火大会編~ | okaryo.log

東北旅行2023年夏3日目~青森ねぶた海上運行・花火大会編~

    #旅行#東北#青森県

旅の記録

3日目

青森駅へ

6時ごろ起床した。元気であれば下北半島北端の大間崎とその南方にある恐山を見に行こうと思っていたが、今日はのんびり青森市内を散策することにした。そのまま夜の花火大会に参加する予定だ。

8時前に健康ランドを出発し、青森駅へ向かった。近くのコインランドリーで洗濯を済ませた後、カフェで昼過ぎまで旅行記を書いたり本を読んだりしてのんびり過ごした。

ねぶたの家ワ・ラッセ

本当は郷土館に行きたかったが、耐震工事での改修のため数年閉館となっているとのことだった。郷土館は諦め「北のまほろば歴史観」に行ってみようと思ったがバスまで時間があった。

駅周辺をぶらぶらしているとねぶたの家ワ・ラッセという建物を見つけた。入館料は620円と割と高め。

ワ・ラッセ

中ではねぶたの歴史の紹介や、過去のねぶたを間近で見ることができたり触ったりすることができ、まさにねぶたの家だった。特にねぶたが祭りでありながら特定の寺社の祭事と結びついていないことや、比較的最近の祭りかと思いきやかなり歴史と由緒のある祭りであるのには驚いた。

ワ・ラッセ内部1

奥のホールでは大型ねぶたを間近で見ることができる。顔や手など部位ごとの展示では実際にねぶたを触るみることができた。紙とワイヤーというシンプルな構造でねぶたはできており、これであれほどダイナミックなものを作っていたのかと感動した。

ワ・ラッセ内部2

ねぶたは「ねぶた師」と呼ばれる職人によってそれぞれ作られており、各ねぶた師たちの紹介もあった。

ワ・ラッセ内部3

北のまほろば歴史館

バスの時間になったので「北のまほろば歴史館」に向かった。普段は有料らしいが、この日は無料で入ることができた。

建物は大きな倉庫のようなホールになっており、青森県の歴史や文化に関する展示がされている。夏なのに空調がなく暑かった。

まほろば建物

入り口付近には申し訳程度の土器と土偶が展示されていた。その後階段を登って2階へ行くと青森の伝統的な船の展示と解説があった。

まほろば1

1階部分は大正~昭和くらいの当時の青森の生活文化の展示がされていた。雪国ならではの雪用草鞋は面白かったが、他の生活雑貨や農具は他の地域の博物館でも見るようなものが多く目を引くものはあまりなかった。ただ、これは当時の日本が道具の知識や製法を広く交流させられていたことでもあると感じると少し面白さもあった。

まほろば2

1階の一室では昭和期のねぶたの写真が展示されており、今とは小ぶりながらも長い伝統を感じた。

また、同じ部屋に第二次大戦期の青森の写真と解説があり、今さらながら青森にも空襲があったことを知った。

まほろば3

歴史館には展望台もあり、陸奥湾と青森市内を一望できた。下北半島まで見晴らすことができ、壮観だった。天気が良いと南側には八甲田山連峰が見れるとのことだったが、雲が出ていて見えなかった。

まほろば展望台

森林博物館

まほろば歴史館から少し歩いたところに青森市森林博物館がある。ついでなので寄ってみることにした。

が、月曜日の今日は閉館。

森林博物館

では棟方志功記念館に行ってみるかと思って調べるとこちらも今日は閉館。月曜日は青森散策には向かないようだ。

観光物産館アスパム

夜に参加予定の花火大会は19時開始なのでまだ時間に余裕があった。時間まで花火大会の観覧席がある埠頭近くの物産館を彷徨くことにした。

よく目立つはんぺん型の建物がそれ。時刻は17時前だったが、花火を見る参加者で人が多かった。

この物産館で津軽の伝統刺し子技法であるこぎん刺しのブックカバーを買ったり、屋台で地元のグルメを食べたりして花火大会を待った。13階には展望台もあり、まほろば歴史観よりも高い位置で景色を眺めることができる。

アスパム

戦利品のこぎん刺しのブックカバーとしおり。

こぎん刺し

ねぶた会場運行・花火大会

17時半に観覧席の入場が始まった。今回も例によって有料観覧席を購入した。A席で4,500円。ちなみにS席はすぐに売り切れて買えなかった。

19時から4台のねぶたの会場運行が開始され、青い森公園前と自分のいる埠頭前を2周した。

花火1

タイミングによっては花火とねぶたを一緒に見ることができる。

花火2

花火自体に数年ぶりだったがやっぱり大好き。花火のうち上がるヒュ〜という音を聞きながらドキドキして待つ時間も好き、夏の夜の空がカラフルに彩られるのも好き、パッと派手な花火がすぐに消えてしまう儚さも好き、細長い線を出す花火も好き、みんなが空を見上げて歓声を上げているのも好き、全部好き。

花火3

クライマックスの花火は音楽と一緒にたくさんの花火が打ち上げられ、とても見応えがあった。

花火4

花火大会が終わってなんとも言えない寂しい感情で帰る時間も花火感があって好きだ。

青森駅は昨日ほどは混んでおらず、宿の新青森駅までスムーズに行けた。今回の宿も健康ランドの大部屋。同部屋のおじさんのイビキが大きく、みんながイライラしている雰囲気を感じながら眠りについた。

総括

当初の予定では下北半島と大間崎、恐山を回る予定だったが旅の途中でゆっくり市内を散策するのも良かったと感じる。

花火大会も最高だった。また来年の夏もどこかの花火を見に行きたい。

明日は青森を離れて岩手県に向かい、盛岡と平泉を探索する予定。


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