九州旅行2022年夏6日目~吉野ヶ里・博多編~
旅の記録
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6日目
7:30起床
朝の準備を済ませて宿をチェックアウトし、朝ごはんを食べに宿の近くにあったコメダ珈琲に行った。
昨日見かけてから無償に行きたくなっていた。
長崎歴史文化博物館
午前は長崎歴史文化博物館へ。
資料と解説がかなり豊富で結局3時間くらいいた。
近世の長崎は幕府の管理のもと中国やオランダと貿易を行い、それらを通じてヨーロッパや中国、インド、東南アジアからさまざまな貿易品がもたらされた。また、文化や学問や宗教も多様に発展し、鎖国下とは思えないほどの世界性があった。
鹿児島の文化も大陸や南方の島国の影響を受けてかかなり独特な感じがしたが、長崎はそれほどのものは感じなかった。幕府の直轄地である天領として管理されていたからなのか、ヨーロッパや中国の最新の技術や学問をより新しいものに昇華させる下地がなかったのか、よくわかない。
諏訪神社
長崎では「長崎くんち」と呼ばれる諏訪大社への祭事が江戸時代から今も続けられており、中国やオランダの文化も取り入れられ豪華絢爛な祭礼となっているそうだ。
長崎くんちが行われる諏訪神社が博物館近くにあったのでついでに行ってみた。
かなり立派な鳥居。
階段を登っていくと拝殿が見えてきた。
長坂と呼ばれる階段から市街の方を一望できた。この階段の下で長崎くんちの祭りが行われるはずだが、思ったよりスペースが小さくて心配になった。
佐賀へ向かう
長崎駅に戻り、特急かもめで佐賀へ向かう。長崎から一時間ちょっとで到着する。
道中の電車内で長崎駅で買った文明堂のカステラ巻と、ファミマで買った牛乳を昼飯代わりに食べた。カステラと牛乳の組み合わせは最強だと思う。
ついでに宿を予約。今回はAirbnbを利用した。
吉野ヶ里公園駅へ向かう
佐賀駅で特急から下車し、鈍行に乗り換える。駅から見ただけでしかないが、佐賀駅はかなりこじんまりとしていてとても県庁所在地があるところには見えなかった。
佐賀駅から数駅で吉野ケ里公園駅に到着。
ここから吉野ヶ里歴史公園へは600mくらいあるが、駅で200円で自転車をレンタルすることができる。
公園まではわりと一本道な田舎道で、人も車もいないので走っていて気持ちがいい。
吉野ヶ里歴史公園
自転車で3分ほどで到着。平日ということもあるが人が全然いない。
公園はかなり広く、この中に吉野ヶ里遺跡や勾玉作り火起こし体験ができる体験コーナー、動物とのふれあい館など多くの施設が入っている。入園料は大人460円。
自分は吉野ヶ里遺跡見学コースを歩くことに。コースの途中にあった展示室では遺跡から見つかったたくさんの資料や解説、遺跡発掘調査の過程などが展示されている。甕棺墓だけとってもいろんなことが見えてきて勉強になった。
物見櫓から佐賀平野を一望できる。本当に真っ平らな平野で、当時であれば田園が広がっていたんだろうか。
有名な主祭殿。
何かに対して祈ったり死者を弔ったり誰かから奪ったり、人の精神性はこの頃から変わってないんだなと感じさせられた。
博多へ
今日の宿泊地になる博多に向けて出発。途中、鳥栖駅で快速に乗り換えたが、吉野ヶ里公園駅から博多まで50分くらいだった。
ちなみに吉野ヶ里遺跡は福岡から南へ40kmほどにあるような位置関係。
18時前に博多到着。
博多は東京の新宿のような雰囲気があり、旅行感がなく急に東京の現実に引き戻されたような感じがして一気にテンションが下がるのを感じた。
明日の早いうちに出発しようと決めた。
中洲にかかる橋からの風景は新宿にはないものだったので少しテンションが戻った。風も気持ちが良かった。
晩ごはんに博多ラーメン
行きたい博多ラーメンの店があったのだが、行くと閉まっていたので途中見かけた一蘭の総本店に入った。
何気に初めての一蘭だった。一蘭の赤いタレは辛いものが苦手な自分にとっても辛うまい感じで、豚骨スープも美味しかった。
総括
長崎は歴史も文化も地勢も面白く、観光していて飽きなかった。長崎市以外にも佐世保などにも行きたいし、対馬や五島列島にもいつか観光に行ってみたい。
吉野ヶ里遺跡は教科書で読むのと実際に行くのとでは感じ方が全然違った。早く邪馬台国論争に決着がついてほしい。
博多は新宿のような都会感があって若干テンションが下がってしまったものの、九州にこんな大きな街があったことに驚いた。最近では福岡の方にもIT企業が進出しているらしいし、実家の広島にも近い福岡に住むのも悪くないなと思ってしまった。
メインの九州旅行がこれが最終日となるが、旅行全体を通して自然と歴史に触れることができて当初の目的だった仕事からのリフレッシュを果たすことができたような気がする。長めの休暇だったので来週から仕事に戻れるかは不明だが、またお金を貯めてこんな旅行をしてみたい。